多趣味人の日記

あらゆる分野に手を付けて、中級から抜け出せるその日まで。

あえて言いたい、エピソード8は良作だったと (1)

ここでは「スターウォーズ エピソード8 最後のジェダイ」のネタバレを書いておりますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!

 

さて、一年間楽しみにしていたEP8観ましたよー!

ところが観た後に、ブログなどの感想を拾い集めてみると十中八九の方が怒りを露にしているじゃありませんか。これは一体どういうことでしょう!いまこの瞬間も、スターウォーズ愛の大きさゆえに、酷評をしている方がいるかもしれません。

 

それでも僕は、この作品が良作であるということを伝えたい!

 

大前提としてこれはエピソード8であるということです。スターウォーズはシリーズであり、全体を通してひとつの物語なのです。

スターウォーズはエピソード4から始まったわけですが、この最初に公開された作品に今回の作品を観るためのヒントがあります。それは、あの双子の夕陽です。

スターウォーズという物語は、タトゥイーンの砂漠で何者にもなれないルークがその閉塞感を抱きながら夕陽を見つめるシーンから始まります。僕らはこのシーンによって、ルークへと深く感情移入させられるわけです。その後の展開で、彼は銀河系の中心人物へとなっていくのですが、そこらへんはみなさんご存じの通りです。何者にもなれないと悩んでいたルークが、ついに自分を証明できた瞬間、僕らは一緒になって感動します。

翻って、今回のエピソード8を思い出してみてください。ルークは再び悩んでいます。何に?ジェダイという使命への重みにです。レイに教えを乞われながらもそれに応えられない自分にです。

そしてルークはどう変わったのか?レイにフォースを託しました。そして最後には自らの命の限りを尽くし、過去の失敗への責任を果たします。自らの間違いに正面から立ち向かったわけです。そして、肉体は消え去ってしまいます。死を目前にして、ルークが最後に見つめていたものをあなたは憶えていますか・・・?

そうです。双子の太陽です。

ルークという人物が長い長い人生を経て、完璧な形で幕を閉じた瞬間、僕は泣きました。

 

続きます。