多趣味人の日記

あらゆる分野に手を付けて、中級から抜け出せるその日まで。

予告編の罠

鑑賞前に、映画の予告編見てますか?結構見る人多いですよね。

 

 

 

でも考えてみて下さい。予告編って、その映画のいいシーンや台詞を集めたものがほとんどです。

 

そんなの、観るまでのお楽しみにとっておきたいと思いませんか?映画中も、「あ、このシーン予告編で見たやつだ。」ってなって集中できないですし、なにより本編が予告の回収作業になるのが嫌です。

 

予告編って、なんであるんでしょうか。どんな映画なのかを予め知らせておきたいからでしょうか。広告なので呼び込むためですよね、恐らく。予告編は助監督が作ることが一般的だそうです。でも、監督が作るべきですよね。作品のこと一番理解しているわけですし、観客に伝える情報のコントロールの重要性も把握しているはずなので。

 

私はそれでも見ないかもですが(笑)

 

あ、でも鑑賞後に復習として見ることはありますよ。

 

 

「ユナイテッド93」レビュー

2001年9月11日。同時多発テロ事件の混乱を、管制塔とユナイテッド93便の内部の両方の視点から描いています。

ユナイテッド93便は午前8時42分にニュージャージー州ニューアークからサンフランシスコに向けて飛び立った飛行機です。

こういった事件に巻き込まれた人々の混乱と行動は、事実こうなるしかないのかと、突き付けられたような衝撃でした。

そこには勧善懲悪もあるはずがなく、圧倒的な事実。

余計な音楽もほぼ無し、映し出される映像も手持ちカメラによるものなので、今ここで本当に起こっている出来事であるかのようです。淡々とした描き方に真剣さが伝わってきます。

映画の役割ってこういうのもあるのかと考えさせられました。

 

ラストシーン、夢に出てきそう・・・。

 

ウォーキングデッド シーズン4 感想

ここでは「ウォーキングデッド シーズン4」のネタバレを書いておりますので、まだご覧になっていない方はご注意ください!

 

いつかは描く必要があったであろう「病」

ついにシーズン4で来ましたね。

闘いは闘いなんですが、アクション要素は出しづらい所です。そんな中、病院へ薬を取りに行くエピソードを織り交ぜることで、話が停滞せずに済んでいました。

 

途中で総督パートの掘り下げに入ってからは、話が静かに進んでいましたが、これがあったからこそ、刑務所での最期の決戦で一気に噴出するテンションに、色を付けてくれています。

 

総督、いい悪役だった。

 

散り散りになった仲間達のエピソードは長いという意見もあるようですが、意外な組み合わせでの行動で、互いに意外な共通点が見つかったり和解があったりと、面白かったと思います。

 

それにしても、トンネル内で皆が助けに戻るシーン、ホントに熱い展開でしたね。

まだ読み終わってないんですが・・・

すごい、この本すごいですね・・・。

佐藤航陽著「お金2.0」

いま、第二章なのですが、読んでいて身体が熱いです・・・。

 

活版印刷によって『知識の民主化』が起こったように、

テクノロジーによって『経済の民主化』が進むという対比にわくわくしてます!

「マスカレード・イブ」読了

東野圭吾著「マスカレード・イブ」を読み終わりました。

「マスカレード・ホテル」の前日譚です。

女性フロントクラークの山岸尚美サイドと捜査一課の若手刑事である新田浩介サイドのエピソードが交互にオムニバス形式で語られる作品かと思いきや、ラストは中編の作品で、実は人ひとり挟んで二人には関わりがあったということで、プロローグ作品として緩く繋がった雰囲気が心地よく感じました。

あと、個人的には山岸の学生時代の回想に驚きました。読者に対してホテルマンの仮面が外れた瞬間でしたので。

東野圭吾さんの文章って、なんであんなに読みやすいんでしょう。非常にパリッとしていて、明快です。食べ物に例えると白米です。余計な色味がなく、想像力のベースを突かれているかのようです。

 

第三弾のマスカレード・ナイトも早く読みたいです。